2018-11-14 第197回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号
薬物依存症もまた、他の精神障害と同様、精神保健福祉法や国際的な診断分類にも明記されたれっきとした精神障害であるにもかかわらず、我が国では依然として犯罪とする見方が優勢なのでしょう。そうした我が国の捉え方は時代おくれです。既に諸外国では、薬物問題を犯罪としてではなく健康問題と捉えることが主流になっています。 こういうことを松本先生はおっしゃっております。
薬物依存症もまた、他の精神障害と同様、精神保健福祉法や国際的な診断分類にも明記されたれっきとした精神障害であるにもかかわらず、我が国では依然として犯罪とする見方が優勢なのでしょう。そうした我が国の捉え方は時代おくれです。既に諸外国では、薬物問題を犯罪としてではなく健康問題と捉えることが主流になっています。 こういうことを松本先生はおっしゃっております。
精神医療の現場で用いられることはこの用語あるのですが、実は医学的診断名としてはギャンブル依存症は通称や俗称というものであって、WHOが作成した診断分類ICD11においても、アメリカ精神医学会が作成した診断分類DSM—5においても、ギャンブル依存症という用語は現在存在しておりません。両者においては、ギャンブリングディスオーダー、日本精神神経学会はギャンブル障害と訳した診断分類名となっております。
実際、この薬物依存症という病気は、世界保健機構、WHOの精神障害の診断分類の中でも明記されているものですし、我が国の精神保健福祉法の中でも精神障害として明記されています。 私自身は、実は十年ほど前から少年鑑別所や少年院あるいは刑務所の中で受刑者に対するプログラムあるいは治療にかかわってきました。
医学というものは非常に精緻な診断分類というのができておりまして、それに基づき同じ資格を持ち、同じ専門性を持った医者が配置されているわけでありまして、この辺を相談というような心理的なものにそのままスライドさせない方がいいと申し上げます。 簡単なその理由を申し上げれば、相談に行く人にとってはどの問題もすべて一番重いわけでありまして、重いがゆえに相談に行くわけであります。